はじめまして、ローカパーラ・カイロプラクティック院長の橘徳也(たちばな とくや)と申します。
私はもともとロボットが好きで、ロボットを作りたいという思いから大学で制御工学を学びました。卒業後は東芝の半導体工場のCIMシステム設計に携わり、その中でソフトウェアのフレームワークに興味を持ちました。その後、株式会社豆蔵にてソフトウェアのオブジェクト指向技術を本格的に学び、コンサルタントとしてクライアントに技術導入の支援を行っていました。
しかし、ある研究開発プロジェクトにコンサルタントとして参加した際、開発が難航する中で過度なストレスと長時間労働により体調を崩し、うつ病を発症しました。この経験を通じて、私はメンタルがフィジカルに与える影響を痛感しました。そして、心と身体の関係を探る中でカイロプラクティックに出会い、健康への関心が深まりました。
私のキャリアは、一見するとロボット好きのシステムエンジニアとカイロプラクターという全く異なる分野を歩んできたように見えます。しかし、ロボット開発には「フレームに対するワーク(制御)」が不可欠であり、人間の身体もまた、協調性を持って機能するフレームワークであると考えています。私はこの視点から、カイロプラクティックを「身体の協調性を回復する療法」と捉えています。
施術では、メカトロニクス的な視点(構造・動作の分析)、生物学・医学的な視点(身体の生理機能の理解)、そして心理学的な視点(メンタルと姿勢の関係)を組み合わせています。問診を「カウンセリング」と位置づけ、患者さんが抱える不調の原因がメンタルによるものか、フィジカルによるものかを見極め、最適な施術を提供しています。
例えば、産後のママが疲労を訴えて来院された際、周囲の協力があるにも関わらず助けを求められない心理的な要因が根底にあることがわかりました。そこで、患者さん自身が気づいていない考え方のクセに気づいていただくことで、生活そのものが改善し、身体の不調も和らぐ結果となりました。
また、デスクワークによる肩こりの患者様には、単に施術を行うだけでなく、タイムマネジメントの指導を行い、休憩の重要性を実感していただくことで、症状の根本改善を目指しています。
ローカパーラ・カイロプラクティックでは、単なる施術にとどまらず、患者さんが自分自身の身体や生活習慣に気づき、健康を取り戻すお手伝いをすることを目指しています。お一人おひとりの状態を丁寧に見極め、最適な施術を提供いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。