1. 背中はその人の人生を語る

あなたの背中だけが知っていること

背中に刻まれた物語を、読み解く

2.背中の痛みとは？

背中の痛み。
それは、たんに「背中の筋肉が凝っている」というだけの話ではありません。

そもそも背中とは、身体の中でもっとも「背負わされている」場所。
重力を受け止め、姿勢を保ち、腕や肩、骨盤、脚の動きまでも、静かに裏から支えています。

とくに背骨のまわり——肩甲骨の内側や、胸椎・腰椎の境目あたりに痛みを感じる場合、
そこには以下のような背景があることが多いのです：

• 前かがみの姿勢が続くことで、背中が引っ張られている
• 本来は骨盤や股関節で処理すべき動きを、背中が代わりに引き受けている
• 姿勢を「正そう」として、背中だけを無理に反らせてしまっている

つまり、「痛いところ＝悪いところ」ではないということ。
背中は、がんばって“代わりに仕事をしてくれている”ことも多いのです。

3. 当院が扱う背中の痛み

背中の痛みとひと口に言っても、その背景にはさまざまなパターンがあります。
当院では、**「病院では異常なしと言われたけれど、痛みが続いている」**というケースを多く扱っています。

たとえば、こんな症状に心当たりはありませんか？
よくあるご相談例：

• デスクワーク中、肩甲骨の内側あたりがつらくなる
• 家事のあとに、背中の下のほうが張ってくる
• 深呼吸や背伸びをすると、背骨の真ん中がつっぱる
• 猫背や反り腰が気になり、姿勢を正すと背中が痛む
• マッサージやストレッチでは、一時的にしか楽にならない

こうした症状の多くは、筋肉や関節の協調性の乱れによって、背中に過剰な負荷がかかっている状態です。
背中そのものの問題というより、「からだ全体の動きのバランス」によって引き起こされています。

医療機関での確認が必要なケース

一方で、以下のような症状がある場合には、まず医療機関での検査をおすすめしています：

• 発熱や咳など、全身症状を伴う背中の痛み
• 安静時にも痛みが増す、夜間痛
• 過去にがんの既往歴がある
• ピリピリした痛みやしびれ、麻痺などの神経症状
• 転倒・打撲など、直近の強い外力のあとに痛みが出た

上記は、内臓疾患や感染症、圧迫骨折、腫瘍など、重大な原因が隠れている可能性があるため、
まずは医師の診察と画像検査（レントゲン・MRIなど）を受けてください。

4. 施術の流れ（初めての方へ）

当院の施術は、単なるマッサージや矯正ではありません。
身体の状態を丁寧に読み解きながら、
「なぜ不調が起きているのか？」に向き合います。

1. カウンセリング： 生活習慣や姿勢、困りごとをお伺いします
2. 検査・評価： 姿勢、関節の動き、筋の力、必要に応じて神経の反応をチェック
3. 施術： 必要な部位へのカイロプラクティックアプローチ
4. 再評価・アドバイス： 状態の確認と日常のヒント共有

初回：60分程度 ／ 通常：45〜60分目安