
カウンセリング
「週末 頭痛」「左肩 上がらない」「左手 しびれ」「緊張性頭痛」「真面目な人 頭痛」などで検索しているあなたへ。 それ、身体がまだ“気を張っている”サインかもしれません。 休みの日こそ、緊張がほどける身体に整えていきませんか?
月曜から金曜まで、パソコンに向かってきっちり事務作業。 ミスも少なくて、上司からの信頼も厚い方だと思います。 週末は、朝から掃除して、スーパーで買い出しして、 録画したドラマを観て、少しだけうたた寝。 ……まぁ、いわゆる“ちゃんとした生活”ですよね。 誰かに迷惑をかけるようなこともしてないし、 むしろ「頼れる人」って言われることもあります。 がんばるのは当たり前、そんなふうにやってきました。
休みの日になると、頭がズキズキして起き上がれないんです。 しかも左の肩が思うように上がらないし、手のしびれまで出ることも。 「五十肩かな?」って笑ってみたけれど、 その笑いも、すぐに真顔に戻ってしまうくらいには、つらくて。
実はこの方、平日の間ずっと“全身が緊張”している状態。 そして週末、身体はようやく緊張を手放します—— ただし、頭の付け根の筋肉だけは別でした。 ここだけ緊張が抜けず、首の付け根に残ったまま、 今度はその反動で頭痛が発生。 また、首の構造にも偏りがあり、わずかに右へ傾いた姿勢が、 左肩に“頭を支える”役割を押しつけてしまっていたのです。 結果、左肩は過剰に緊張し、 肩が上がらず、左手にしびれが出るという副反応が発生していました。
施術では、首の角度のズレと、肩への負担の関係を調整。 特に、首の付け根の筋緊張を解くために、 “頭を支える構造”そのものを見直しました。 セルフケアとしては、 ① 寝る前の「ゆるヨガ」ストレッチ(形式は自由) ② 必ず、首の付け根のストレッチもセットで行う という2つをワンセットで実行してもらうことに。 どちらか片方だけでは効果が出にくいため、 必ず“セット割”で、と念押ししています。 また、ご本人の「がんばり癖」を考慮し、 1.5か月おきにフォローメールで**“メンテナンスの声かけ”**も実施。 まじめな身体には、まじめな予防策を。
患者情報:
50代~ 女性 事務職 横浜市保土ヶ谷区在住
来院理由:
朝から頭痛が起きている。吐き気もある。左肩があげられない。週末になると頭痛が起きる。
主訴:
頭痛
症状:
・頭痛 ・左肩が挙がらない
・左手のしびれ
通院期間/回数:
1[回/週] x 3回
原因:
・緊張性頭痛が起きていると思われます。
・仕事の内容が緊張度が高いため、平日は体全体が過緊張しています。週末になると、仕事の緊張から解放されて首から下の体の緊張が抜けるが、頭の付け根の筋緊張だけは抜けないため、緊張性頭痛が発生します。
・首は垂直ではなく、やや右側に倒れているため、左肩が頭を支える役割を担っているので、左肩周辺の筋肉が過剰に力んでしまい、その結果、肩が上がりずらい、左手の痺れ等が付随的に発生しています。
予防・セルフケア:
週末に頭痛を起こさないようにするためには、原因を踏まえた身体の緊張感を下げる必要があります。
・寝る前に、「いわゆる」ヨガストレッチを10分程度行い、体全体の緊張感を下げる。これはどんなやり方でもOK!
・それに合わせて、頭の付け根のストレッチを”必ず”実施する。
→これがとても重要です。ヨガストレッチだけだと、頭痛が起きます。頭の付け根のストレッチだけでも頭痛が起きます。2つセットにすることが重要です。
仕事を最優先にして自分の事を後回しにするまじめな方なので、こちらから1.5か月毎にフォローメールをお送りし、自分の身体メンテナンス時期に気付いてもらうようにしています。
「休めば治る」「気づけば止まる」 そんなふうに思っていませんか? でも、がんばり屋の身体は、 休み方を知らないまま突き進むこともあるのです。 頭の付け根に残った“気づかない緊張”、 それこそが、週末の敵でした。
いつの間にか、“がんばる姿勢”が身体に染みついていた。 職場で真面目で頼られているのと同じように、 自分の身体も、“黙って頑張る”をやっていた。 でも、身体には「無理」が伝わっていたみたいです。 しかも、週末というタイミングで。 ——それは、皮肉ではなく、忠告だったのかもしれません。