
カウンセリング
「右肩 張る 頭痛」「生理前 左腹部 痛い」「婦人科異常なし 腹痛」「営業職 姿勢 疲れる」「手首 ゆるみ 肩こり」などで検索しているあなたへ。 もしかして、それ、構造のズレが原因かもしれません。
営業って、見た目も大事だと思うんです。 きちんと立って、さっと名刺を差し出す。 颯爽と歩いて、しっかり話を聞く。 もちろん疲れはありますけど、 “姿勢がいいね”って褒められるくらいには、意識しています。
右肩がジワジワ張ってきて、 そのまま頭痛に繋がる感じ。 一方で、生理前になると左腹部がズキズキ痛くて、 婦人科にも行ってみたけど、異常なし。 なんとなくスッキリしない、左右非対称の痛み。 でも、全部バラバラに考えていたんです。 「肩は肩」「お腹はお腹」って。
右肩の張りと頭痛の原因は、右手首。 意外なことに、マウス操作や雑巾絞りで使いすぎた右手首が、 ゆるみを生み、腕全体を力ませていたんです。 結果、それが肩に伝わり、緊張性頭痛へ。 一方、左腹部の痛みは、内臓ではなく“左腰筋”の収縮痛。 昔の足首の捻挫が影響して、 歩くたびに腰で地面を蹴るクセがつき、左腰が力み続けていたのです。
右手首を保護するよう、作業スタイルを変え、 雑巾を絞る角度すら見直す。 左腰の緊張をほぐし、足の使い方を矯正していくうちに、 痛みは消え、歩き方も美しくなった。 立ち姿と印象の関係を、からだの構造から理解した瞬間。 それは、健康だけでなく「印象戦略」の始まりでもありました。
患者情報:
30代 女性 営業 横浜市南区在住
主訴:
頭痛、右肩の痛み、左腹部痛
症状:
右肩が張ってくると、頭痛が起きる。生理が近づくと左腹部がズキズキ痛む。
原因:
・右肩の張りによる、緊張性頭痛ですが、右肩には問題はありません。問題があるのは、右手首の過剰なゆるみです。右手首のゆるみを抑えるために右腕前腕の筋肉が過剰に力み、それが右上腕に伝播し、その結果、右肩が張り出します。 ・婦人科の検査では、子宮筋腫や卵巣嚢胞などはないとのこと。内科系・婦人科系の問題の可能性は捨てきれませんが、左腹部奥のインナーマッスルを弛緩させると左腹部痛が消えることから、左腹部痛は左腰の筋の収縮時痛が何かしら関与しているようです。またこの方は歩行時に腰で地面をける歩き方をしています。過去に左足首を捻挫した形跡があり、歩いているだけで左腰筋の力みが強くなります。
予防・セルフケア:
1)右手首に過剰な負荷をかけない。
・パソコン作業をするとき、特にマウスを多用する作業の時は、リストバンドを着用する。
・家事で雑巾等を絞る時に、右手は回内させない。右手に買い物袋を持たない。
2)腰を力ませない。
・歩行の仕方の問題と、営業職という点を踏まえ、この際なので、正しく綺麗な立ち方・歩き方を身に着けてもらうことにしました。これらを身に着けるのは健康を維持するのが目的ですが、付随的に立ち振る舞いが変わるので、お客さんへ好印象も与えられるという一石二鳥の効果を狙っています。
「右肩が張ってる? じゃあ右肩が悪いんでしょ」 そう思っていたあなた、構造はもっと意地悪です。 ほんの少しの手首のゆるみが、 肩に、頭に、全身に影響を及ぼしていたなんて。 バキッと鳴らす前に、そっと聞いてみてください。 “わたし、どこで無理してた?”
「姿勢がいいね」って言われるのが、密かな誇りでした。 でも、その姿勢は無理して作っていた“営業用モード”だったのかもしれない。 肩も腰も、実は違う部位をかばっていた—— つまり、 “頑張っていたのは、印象だけじゃなくて、からだもだった”ってこと。