casereport.6232:介護中に右背中から腰が痛む 女性 20代 介護士 横浜市保土ケ谷区 在住

介護中に右背中から腰が痛む

20代 女性 介護士 横浜市保土ケ谷区 在住
マッサージしても痛みは和らぐものの治った気がしないので、根本的に治したいと思った。

女性 20代 介護士 のケース

主訴:

 介護中に右背中から腰が痛む

症状:

 ・右背中から腰にかけての痛み。 ・立っているときや、荷物を持つと痛みが増す。 ・反り腰

通院回数/期間:

 1回。その後は、症状が出たときに来院。

原因:

筋筋膜性疼痛です。痛みを出しているの部位は、右起立筋でした。 患者さんは立位姿勢が反り腰の為、常に腰の起立筋は過緊張気味です。この状態で、患者は相手を介護する為に右脚で支えなければいけない状態があり、左脚を軸にして踏ん張っていたため、左大腿四頭筋が過緊張を起こしました。その結果、骨格の左腸骨が前傾して仙骨が左に傾き、腰椎左傾きのS字カーブを描き、右起立筋が過緊張を起こし筋筋膜性疼痛が発生しました。
今回行った施術は以下の2つです。
・骨盤矯正(左骨盤の前方変位を修正)および脊柱の骨格調整(第12胸椎の左回旋変位を修正)
・左脚筋膜リリース、左大腿四頭筋のストレッチ

施術後は、
・左大腿四頭筋のストレッチで痛みが7割減少した。
・骨盤矯正と骨格調整の実施後、右背中から右腰にかけての痛みは感じなくなった。
その後の経過は、施術の1週間後、患者に状態を電話で確認したところ、「右腰の痛みがない」との事だったので施術を終了しました。

予防・セルフケア:

反り腰の人には、このセルフケアがお勧めです。 「反り腰ストレッチ」で、反った腰をストレッチします。反り腰の人は、腰の関節がぎゅっと詰まった状態で、起立筋が過緊張状態になります。そこで、ここを伸ばし反りを軽減させます。 やり方は、太ももの後ろに両手を回して両ひざを抱える。腰だけが伸びるよう、お尻だけを浮かせましょう。腰だけを伸ばす感じで、20~30秒を実施してみてください。寝る前に行うのが効果的です。

患者専用 この予防・セルフケアはこの症例の患者さん専用にデザインしています。

執筆者

橘徳也D.C.

1974年、福島県生まれ。2012年豪州Murdoch大学を卒業。D.C.(=Doctor of Chiropractic)の称号取得。日本カイロプラクターズ協会(JAC)会員。日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録。

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