症例集

case003:頭痛薬が効かない片頭痛 横浜市在住 40代女性 事務職

症例概要

横浜市在住の40代女性事務職の症例です。 以前から片頭痛を自覚していましたが、 来院前の1か月は頭痛薬を服用しても、 左頭頂部と左側頭部の痛みが治まらなくなっていました。

来院の約2か月前から事務の仕事が忙しくなり、 それまでよりも肩こりを強く感じるようになっていました。 週に2~3回マッサージを受けていましたが、 肩こりにも変化がみられなかったため来院しました。

患者情報

年齢・性別
40代女性
職業
事務職
主訴
左頭頂部、左側頭部の頭痛
随伴症状
肩こり、頸部の動かしづらさ

来院時の症状

  • 左頭頂部と左側頭部に痛みがある
  • 肩の凝りを感じており、特に右肩の凝りが強い
  • 首を回しづらい

来院までの経過

以前から片頭痛を自覚していましたが、 それまでは頭痛薬を服用すると痛みが治まっていました。

しかし、来院前の約1か月は、 頭痛薬を服用しても頭痛がほとんど治まらない状態が続いていました。

脳神経外科で検査を受けましたが、 特に異常は見つからなかったと説明されています。

来院の約2か月前から事務の仕事が忙しくなり、 以前よりも肩こりを強く感じるようになっていました。 肩こりに対して週に2~3回マッサージを受けていましたが、 肩こりも治まらなかったため来院しました。

検査・身体所見

頸部の姿勢と動き

  • 頸部を回しづらい状態が確認された
  • 頸部が左側へ傾いていた

左後頭下筋群と頭痛

左後頭下筋群に強い緊張が確認されました。 左後頭下筋群を押圧すると、 左頭頂部と左側頭部へ痛みが放散しました。

頸椎の所見

下部頸椎には左回旋方向の変位がみられ、 第1頸椎には右回旋方向の変位が確認されました。

症状についての考察

患者は頭部の左側に頭痛が起きていたことから、 今回の症状も片頭痛であると考えていました。

一方、検査では左後頭下筋群を押圧した際に、 来院時に自覚していた左頭頂部と左側頭部の痛みが再現されました。 また、左後頭下筋群の緊張と頸椎の所見も確認されました。

これらの所見から、 今回の頭痛には左後頭下筋群の緊張と頸部の状態が関与し、 筋緊張性の頭痛が生じている可能性を考えました。

頭部の片側に痛みがあることだけでは、 必ずしも片頭痛であるとは限りません。 本症例では、患者が自覚していた頭痛の範囲と、 左後頭下筋群への押圧によって再現された痛みの範囲が一致していたことを、 施術方針を決める際の判断材料としました。

施術方針

頸部の関節の動きと、 左後頭下筋群に加わっている緊張を確認しながら、 頸椎にみられた回旋方向の変位に対して施術を行う方針としました。

施術内容

  • 第1頸椎の右回旋方向の変位に対する施術
  • 第7頸椎の左回旋方向の変位に対する施術

施術後の変化

施術後は、頸部の動きが良くなりました。

左後頭下筋群を確認したところ、 来院時にみられた強い緊張が感じられなくなっていました。

また、患者が自覚していた左頭頂部と左側頭部の痛みも、 施術後には感じなくなりました。

通院経過

施術回数
1回
経過
施術後に頸部の動きと左後頭下筋群の緊張、 左頭頂部・左側頭部の痛みに変化が確認されたため、 今回の施術は1回で終了しました。

症例のまとめ

横浜市在住の40代女性事務職にみられた、 頭痛薬を服用しても治まらなくなった左頭頂部・左側頭部の頭痛の症例です。

脳神経外科の検査では特に異常を指摘されていませんでした。 来院時には肩こりと頸部の動かしづらさがあり、 左後頭下筋群を押圧すると、 自覚していた左頭頂部・左側頭部の痛みが再現されました。

左後頭下筋群の緊張と頸椎の所見から、 頸部の状態が頭痛に関与している可能性を考え、 第1頸椎と第7頸椎に対する施術を行いました。

施術後は頸部の動きが良くなり、 左後頭下筋群の緊張と左頭頂部・左側頭部の痛みに変化が確認されました。 本症例では、施術は1回で終了しています。

著者・症例担当者

ローカパーラ・カイロプラクティック整体院 院長

Doctor of Chiropractic
Bachelor of Science in Chiropractic

症状のある部位だけでなく、 姿勢、動作、生活背景、症状が現れるまでの経過を含めて、 身体の状態を確認しています。