症例集

case005:スポーツジムでがんばりすぎた腰痛 横浜市在住 50代女性 主婦

症例概要

横浜市在住の50代女性・主婦が、右腰部の痛みを主訴として来院しました。 運動が好きでスポーツジムに通っており、 3~4か月前にダイエット系スクールへ参加し始めてから、 右臀部に痛みを感じるようになりました。

さらに、来院の約1か月前、 スポーツジムのプールでダンスを取り入れたエクササイズを行っていた際に、 右腰部の背骨に沿った場所に痛みが現れました。

整形外科では骨に特に異常はないと説明されました。 その後、マッサージや整体を受けましたが、 痛みが収まらなかったため来院しました。

患者情報

年齢・性別
50代女性
職業
主婦
主訴
右腰部の痛み
随伴症状
右臀部の痛み
症状が現れた状況
スポーツジムのダイエット系スクールへの参加後、 およびプールでダンスを取り入れたエクササイズを行っていたとき
受診歴
整形外科、マッサージ、整体

来院時の症状

  • 右腰部の背骨に沿った場所に痛みがある
  • 右臀部に痛みがある
  • 体幹を右へ倒すと、右腰部に痛みが生じる
  • 体幹を左へねじると、右腰部に痛みが生じる

来院までの経過

来院の3~4か月前、 スポーツジムのダイエット系スクールへ参加し始めた頃から、 右臀部に痛みを感じるようになりました。

その後、来院の約1か月前に、 スポーツジムのプールでダンスを取り入れたエクササイズを行っていたところ、 右腰部の背骨に沿った場所に痛みが現れました。

整形外科を受診したところ、 骨には特に異常がないと説明されました。 その後、マッサージや整体を受けましたが、 痛みが収まらなかったため当院へ来院しました。

検査・身体所見

姿勢の所見

  • 右側の腰の位置が低く、骨盤が右へ傾斜している
  • 腰部が左へ曲がっている
  • 頸部が右へ傾いている

体幹の動作と腰痛

  • 体幹を右へ側屈すると、右腰部に痛みが生じる
  • 体幹を左へ回旋すると、右腰部に痛みが生じる
  • 他動的に体幹を動かした場合にも、腰部の痛みが誘発される

右大腿部の所見

右大腿部前面に、強い張りが確認されました。

腰椎・骨盤の触診所見

当時の触診では、 第5腰椎の右回旋、仙骨の右傾斜、 右骨盤の前方・上方への位置変化が確認されました。

症状についての考察

骨盤が右へ傾斜した姿勢で、 体幹を右へ側屈した際に右腰部の痛みが生じたことから、 当時は腰椎の右回旋が症状に関係した可能性を考えました。

また、骨盤の右傾斜と右大腿部前面の強い張りから、 右骨盤が前方へ傾いた状態が関与している可能性も考えました。

自分で体幹を動かした場合だけでなく、 他動的に体幹を動かした場合にも痛みが誘発されたため、 腰部の関節への負担が症状に関係している可能性を考えました。

背骨の一部に可動制限がある状態で大きく身体を動かすと、 動きにくい部分を補うために、 動きやすい関節へ負担が集中することがあります。

この症例では、スポーツジムでインストラクターの動きを再現しようとして 身体を大きく動かしたことが、 腰椎や骨盤周辺への負担に関係した可能性があると考えました。

施術方針

腰椎と骨盤周辺の関節機能に対応するとともに、 右大腿部前面の強い張りを軽減する方針としました。

施術後には、 来院時に痛みが再現された体幹の右側屈と左回旋を再確認し、 動作時の症状の変化を評価することとしました。

施術内容

  • 腰椎への矯正
  • 骨盤への矯正
  • 右大腿四頭筋への筋膜リリース

施術後の変化

施術後に体幹の動作を再確認したところ、 右へ側屈した場合にも、 左へ回旋した場合にも、 腰部の痛みは生じませんでした。

通院経過

初回施術後
体幹を右へ側屈した場合と左へ回旋した場合のいずれも、 腰部の痛みは生じませんでした。
その後
運動を頑張りすぎて身体を痛めないようにすることも含め、 月1回のペースで定期的なメンテナンスを続けています。

再発予防のために伝えたこと

スポーツジムでは、 インストラクターの滑らかな動きをそのまま再現しようとして、 自分の身体を限界まで動かしてしまうことがあります。

背骨に動きにくい部分がある状態で無理に身体を大きく動かすと、 動きやすい関節へ負担が集中する可能性があります。

そのため、運動を頑張りすぎず、 現在の身体の状態に合った運動範囲と負荷を把握することを伝えました。

症例のまとめ

横浜市在住の50代女性・主婦にみられた、 スポーツジムでの運動後に生じた右腰部痛と右臀部痛の症例です。

検査では、骨盤の右傾斜、腰部の左側への弯曲、 頸部の右傾斜、右大腿部前面の強い張りが確認されました。 また、体幹の右側屈と左回旋で右腰部の痛みが再現されました。

腰椎と骨盤への矯正、 および右大腿四頭筋への筋膜リリースを行いました。 施術後に動作を再確認したところ、 体幹の右側屈と左回旋では腰部の痛みが生じませんでした。

著者・症例担当者

ローカパーラ・カイロプラクティック整体院 院長

Doctor of Chiropractic
Bachelor of Science in Chiropractic

症状のある部位だけでなく、 姿勢、動作、生活背景、症状が現れるまでの経過を含めて、 身体の状態を確認しています。