症例集

case009:突然左肩が挙がらない 横浜市 港南区 在住 40代男性 エンジニア

症例概要

横浜市港南区在住の40代男性エンジニアの症例です。 1週間前から突然左肩が挙がりにくくなり、 左腕を背中へ回すこともできなくなったため来院しました。 背中にあるアトピーへ薬を塗りたいものの、 左手が届かないことが生活上の支障となっていました。

患者情報

年齢・性別
40代男性
職業
エンジニア
主訴
左肩が挙がらない、左腕を背中へ回せない
生活上の支障
背中にあるアトピーへ左手で薬を塗ることができない

来院時の症状

  • 左肩を真横へ挙げる動作が制限されていた
  • 左腕を背中へ回しても、左手が肩甲骨の下付近までしか届かなかった
  • 左肩の前方を押すと痛みがあった
  • 左肩が右肩よりも下がっていた

来院までの経過

来院の約1週間前から、左肩を挙げにくい状態が続いていました。 また、左腕を背中へ回して左手を背中につけることができず、 背中にあるアトピーへ薬を塗れない状態でした。

検査・身体所見

左肩を挙げる動作

  • 自分で左肩を外転させた場合は、約130度まで挙げることができた
  • 検査者が左肩を動かした場合は、約170度まで外転することができた

左腕を背中へ回す動作

左腕を背中へ回したとき、 左手は肩甲骨の下付近までしか届きませんでした。

左肩前方の所見

  • 左上腕骨の大結節と小結節の間に圧痛があった
  • スピードテストは陽性だった
  • 左上腕二頭筋に強い緊張が確認された

左右の肩の高さ

立位では、左肩が右肩よりも下がっていました。

症状についての考察

左肩の外転は、自分で動かした場合には約130度まででしたが、 検査者が動かした場合には約170度まで動かすことができました。

自動運動と他動運動の可動域に差があったことから、 関節構造による固定的な制限よりも、 肩を動かす筋肉の緊張や機能が関係している可能性を考えました。

また、左肩が右肩よりも下がっていたため、 左棘上筋には持続的な張力が加わっていた可能性がありました。

左肩前方の圧痛、スピードテスト陽性、 左上腕二頭筋の強い緊張も確認されました。 そのため、左上腕二頭筋の緊張が、 左腕を背中へ回す際に必要となる肩関節の伸展を 妨げている可能性を考えました。

施術方針

左肩の外転と、左腕を背中へ回す動作を制限していると考えられた 筋肉の緊張を緩和し、左肩の動作範囲を確認する方針としました。

施術内容

関節への施術は行わず、筋肉の調整のみを行いました。

  • 左上腕二頭筋の緊張を緩和する施術
  • 左棘上筋の緊張を緩和する施術

施術後の変化

  • 左肩の外転可動域が約180度になった
  • 左手が背中の肩甲間部まで届くようになった
  • 背中にあるアトピーへ左手で薬を塗れるようになった

通院経過

施術回数
1回
確認された経過
施術後に左肩の外転可動域と、 左腕を背中へ回す動作に変化が確認された

再発予防のために伝えたこと

長時間のパソコン作業では、 腕や肩周囲の筋肉を一定の状態で使い続けることがあります。 肩周囲の緊張が続かないようにするため、 デスクワーク中のセルフケアとして肩回し体操を勧めました。

症例のまとめ

横浜市港南区在住の40代男性エンジニアにみられた、 左肩を挙げる動作と、左腕を背中へ回す動作が制限された症例です。

左肩の外転は自動運動で約130度、 他動運動で約170度でした。 左肩前方の圧痛、スピードテスト陽性、 左上腕二頭筋の強い緊張、左肩が右肩よりも低い状態も 確認されました。

左上腕二頭筋と左棘上筋の緊張を緩和する施術を行ったところ、 施術後には左肩を約180度まで外転でき、 左手が肩甲間部まで届くことを確認しました。 この症例で記録されている施術回数は1回です。

著者・症例担当者

ローカパーラ・カイロプラクティック整体院 院長

Doctor of Chiropractic
Bachelor of Science in Chiropractic

症状のある部位だけでなく、 姿勢、動作、生活背景、症状が現れるまでの経過を含めて、 身体の状態を確認しています。