頭痛

頭痛でお困りならローカパーラ・カイロプラクティックにご相談ください。
Where to consult

頭痛の扱い先を確認しましょう

頭痛の扱い先を決めるために、まず危険な二次性頭痛を示す変化がないか確認します。そのうえで、医師による診断や治療を優先する頭痛か、ローカパーラで身体面を評価できる頭痛かを判断します。

医師に診てもらう頭痛

二次性頭痛の中には、脳や血管の病気、感染症、外傷など、早急な医療対応が必要なものがあります。次のような変化がある場合は、連絡や受診を優先します。 [1]

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すぐに医療機関へ連絡・受診する変化

  • 突然起きた、これまでに経験したことのない強い頭痛
  • 短時間のうちに最も強くなった頭痛
  • 意識がもうろうとする、受け答えがいつもと違う
  • 言葉が出にくい、言葉を理解しにくい
  • 手足や顔に力が入りにくい
  • けいれんを伴う
  • 強い頭痛とともに、歩きにくさや激しいめまいが現れた

早めに医師へ相談したい変化

  • 発熱や強い全身症状を伴う
  • 頭をぶつけた後に始まった
  • 以前からある頭痛と、痛み方や現れ方が変わった
  • 頭痛の頻度や強さが次第に増している
  • 咳、くしゃみ、運動などをきっかけに強くなる
  • 立つ、横になるなど、姿勢によって大きく変化する
  • 妊娠中や出産後に新しく始まった
  • 50歳以降に新しく始まった
  • がん、感染症、免疫に関わる病気の既往がある

以前から頭痛がある方でも、痛み方や頻度が変わった場合や、これまでになかった症状が加わった場合には、いつもの頭痛とは分けて考える必要があります。その時点の状態に合わせて、医師へ相談します。

医療機関とローカパーラの役割

医療機関は、頭痛の種類や背景にある病気を診断し、必要な治療を行います。ローカパーラは、診断・検査・治療の内容を踏まえ、筋肉、関節、神経、身体の使い方と頭痛との関係を評価します。

医療機関 ローカパーラ
頭痛の種類や背景にある病気を診断する 頭痛の経過と、診断・検査・治療の内容を整理する
必要な画像検査や血液検査などを行う 医師の診察を優先するか、当院で身体を評価できるかを確認する
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などを診断する 診断された頭痛と、身体の一部に負担が集中している状態を分けて整理する
薬などによる医学的な治療を行う 神経、筋肉、関節、姿勢、動作を評価し、身体面への施術を行う
病気や薬の経過を管理する 頭痛の変化を確認し、必要に応じて再受診を案内する

重篤な病気が認められず、身体の一部に負担が集中し、その状態が頭痛に関係していると考えられる場合には、医師による治療とローカパーラでの施術を、必要に応じて使い分けます。

Headache types

医師が診断する主な頭痛

頭痛そのものが疾患として成立しているものを、一次性頭痛といいます。代表的な一次性頭痛には、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛があり、それぞれ痛み方や伴う症状が異なります。

頭痛の種類は医師が診断し、薬などによる治療を行います。ローカパーラでは、その診断や治療内容を確認し、一次性頭痛とは別に、身体の一部へ負担が集中していないかを評価します。

主な一次性頭痛

一次性頭痛では、ほかの病気の症状としてではなく、頭痛そのものが診断の対象になります。ここでは、それぞれの頭痛にみられる主な特徴を整理します。

緊張型頭痛

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緊張型頭痛では、頭を締めつけられるような痛みが両側に現れることが多く、痛みの強さは軽度から中等度です。歩行や階段の上り下りなど、通常の日常動作によって強くなることは一般的ではありません。 [3]

頭や首周辺の筋肉に圧痛がみられる場合がありますが、筋肉の圧痛だけで緊張型頭痛と判断することはできません。頭痛の頻度、痛み方、伴う症状などを含めて、医師が診断します。

片頭痛

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片頭痛では、脈打つような痛みが現れ、歩行や階段の上り下りなどの日常動作によって強くなることがあります。吐き気や嘔吐、光や音への過敏を伴うことも特徴です。 [2]

頭の片側に起きることが多いものの、両側に感じる場合もあります。前兆を伴う片頭痛と、前兆を伴わない片頭痛があり、症状や経過に応じて医師が診断します。

群発頭痛

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群発頭痛では、片側の目の周囲やこめかみに非常に強い痛みが起こります。同じ側の涙、目の充血、鼻水、鼻づまりなどを伴うことがあり、痛みのためにじっとしていられなくなる場合もあります。 [4]

頭痛は一定の期間に集中して繰り返すことがあります。群発頭痛は、医師による診断と治療が中心になります。

頭痛薬を使う日数が増えている場合

一次性頭痛がある方が頭痛薬を頻繁に使用していると、薬の使用が頭痛の日数を増やす要因になることがあります。これは「薬剤の使用過多による頭痛」と呼ばれる二次性頭痛です。

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薬剤の使用過多による頭痛

薬剤の使用過多による頭痛は、もともと頭痛のある方が、急性期の頭痛薬を継続的に多く使用することで、頭痛が頻繁に起こるようになった状態です。 [5]

診断では、頭痛が起きる日数だけでなく、使用している薬の種類、一か月に使用する日数、その状態が続いている期間などを確認します。

ローカパーラでも、薬の名称と使用回数だけでなく、一か月に何日使用しているかを確認します。薬の変更や中止については自己判断で行わず、処方した医師や薬剤師へ現在の使用状況を伝えて相談します。

一次性頭痛と診断され、治療を受けても頭痛を繰り返している場合には、首や肩の筋肉、関節、神経など、身体の一部に負担が集中していないかを次の章で確認します。

Headaches we assess

当院が扱う頭痛

ローカパーラでは、重篤な病気が認められなかった頭痛について、本来は身体全体で分担されるはずの負担が、どの筋肉、関節、神経に集中しているかを確認します。

身体の一部に負担が集中した状態は、緊張型頭痛や片頭痛に伴う首の症状と併存することもあれば、頸部筋筋膜痛に起因する頭痛、頸原性頭痛、顎関節症に起因する頭痛、後頭神経痛などと関係することもあります。

頭痛の経過と身体所見を重ねながら、負担が集中している場所と頭痛との関係を評価します。

負担が集中している場所と、関連する頭痛・病態

一つの身体部位が複数の頭痛や病態に関係することがあり、同じ頭痛でも複数の筋肉、関節、神経が関係することがあります。当院では、次の対応を手掛かりに身体を確認します。

負担が集中している場所 頭痛への現れ方 関連する頭痛・病態※1
首や肩、頭部周囲の筋肉 筋肉から後頭部、側頭部、前頭部、目の周囲などへ痛みが広がる 緊張型頭痛、片頭痛に伴う首の症状、頸部筋筋膜痛※2に起因する頭痛
上部頸椎の関節や周囲組織 首から後頭部、側頭部、前頭部などへ痛みが広がる 片頭痛に伴う首の症状、頸原性頭痛※2
顎を動かす筋肉や顎関節 こめかみや耳の周囲などへ痛みが広がる 顎関節症に起因する頭痛※2
大後頭神経などの後頭神経 後頭部から頭頂部へ、刺すような痛みや電気が走るような痛みが広がる 後頭神経痛※3

※1 表中の頭痛・病態を当院が診断するものではありません。医師や歯科医師による診断内容を踏まえ、身体所見との関係を確認します。

※2 頸部筋筋膜痛に起因する頭痛、頸原性頭痛、顎関節症に起因する頭痛は、身体の組織と頭痛との関係を示す病態です。

※3 後頭神経痛は、後頭神経の分布に沿って生じる神経痛として分類されています。

「首や肩、頭部周囲の筋肉」に負担が集中しているケース

首や肩、頭部周囲の筋肉に負担が集中すると、筋肉から生じた痛みが、後頭部、側頭部、前頭部、目の周囲などへ広がることがあります。緊張型頭痛や片頭痛に伴う首の症状、頸部筋筋膜痛に起因する頭痛などとの関係を確認します。

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首や肩の筋肉から頭部へ痛みが広がる仕組み

筋肉の中には、押すと強い圧痛を感じ、その筋肉から離れた場所へ痛みが広がる部分が生じることがあります。この過敏な部分はトリガーポイントと呼ばれ、離れた場所に感じる痛みは関連痛と呼ばれます。

トリガーポイントと関連痛

首や肩の筋肉に生じた関連痛は、後頭部、側頭部、前頭部、目の周囲などに感じられることがあります。国際頭痛分類の付録にも、再現可能なトリガーポイントを伴う頸部筋筋膜痛と頭痛の関係が収載されています。 [7]

緊張型頭痛・片頭痛と首の筋肉との関係

緊張型頭痛では、頭や首の周囲の筋肉に圧痛がみられることがあります。また、片頭痛にも首の痛みやこりが伴うことがあります。

ローカパーラでは、首の症状が診断されている頭痛の一部として現れているのか、首や肩の筋肉へ負担が集中した状態が同時に存在しているのかを分けて確認します。

頭痛との関係を確認する筋肉
  • 後頭下筋群
  • 頭半棘筋
  • 頸板状筋
  • 胸鎖乳突筋
  • 上部僧帽筋
  • 側頭筋
  • 咬筋
筋肉と頭痛の関係を確認する材料
  • 圧迫によって普段感じている頭痛が再現される
  • 関連痛が普段の頭痛と同じ範囲へ広がる
  • 頭痛のない時期にも首や肩の症状が続いている
  • 筋肉の状態と頭痛が並行して変化する
  • 特定の姿勢や動作によって筋肉への負担が増える

「上部頸椎の関節や周囲組織」に負担が集中しているケース

上部頸椎の関節や周囲組織に負担が集中すると、そこから生じた刺激が、後頭部だけでなく、側頭部や前頭部の痛みとして感じられることがあります。片頭痛に伴う首の症状や、頸原性頭痛との関係を確認します。

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首の上部には、後頭骨、環椎、軸椎によって構成される関節があります。頭を支えながら向きを変える部分であり、周囲には筋肉、靱帯、神経が集まっています。

首の痛みが頭へ広がる仕組み

首の上部から入る感覚情報と、顔や頭部から入る三叉神経系の感覚情報は、脳幹付近で神経学的なつながりを持っています。そのため、上部頸椎の関節や周囲組織から生じた刺激が、頭部の痛みとして感じられることがあります。

国際頭痛分類では、頸椎とその骨、椎間板、軟部組織などの障害と頭痛との因果関係が認められるものを、頸原性頭痛として分類しています。 [8]

頭痛との関係を確認する材料
  • 首を動かしたときに頭痛が再現される
  • 首の可動域に左右差や制限がある
  • 特定の関節や周囲組織への刺激で普段の頭痛が再現される
  • 首の状態と頭痛が並行して変化する
  • 頭痛と首の症状が始まった時期に関係がある

首の画像に変化があることや、首に圧痛があることだけで判断せず、頭痛の経過と身体所見を組み合わせて関係を確認します。

「顎を動かす筋肉や顎関節」に負担が集中しているケース

顎を動かす筋肉や顎関節に負担が集中すると、こめかみや耳の周囲に感じる頭痛として現れることがあります。顎関節症と頭痛との関係を確認します。

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顎を動かす側頭筋や咬筋は、こめかみや耳の周囲に感じる頭痛と関係することがあります。食いしばり、歯ぎしりなどによって、顎の筋肉へ負担が続いている人もいます。

顎との関係を確認する材料
  • 噛む動作によって頭痛が変化する
  • 大きく口を開けると頭痛や顎の痛みが起きる
  • 側頭筋や咬筋への刺激で普段の頭痛が再現される
  • 起床時に顎の疲労やこわばりを感じる
  • 顎の動きに左右差がある
  • 食いしばりや歯ぎしりを指摘されている

国際頭痛分類では、顎の動きや咀嚼などによって増悪し、側頭筋の触診や顎の動きによって再現されることが、顎関節症と頭痛の関係を示す材料として挙げられています。 [9]

歯や顎関節の病気が考えられる場合には、歯科や口腔外科での確認を優先します。

「大後頭神経などの後頭神経」の周囲に負担が集中しているケース

首の後ろから頭部へ伸びる後頭神経の周囲に負担が集中し、神経が刺激されると、後頭部から頭頂部へ刺すような痛みや、電気が走るような痛みが生じることがあります。後頭神経痛との関係を確認します。

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大後頭神経とは

大後頭神経は、主に第2頸神経から分かれ、首の後ろから後頭部、頭頂部方向へ伸びる感覚神経です。

首の深部から後頭部へ向かう途中で、頭半棘筋や僧帽筋周辺の組織を通過します。この走行の途中で神経が刺激や圧迫を受けると、後頭部から頭頂部へ痛みが広がることがあります。

後頭神経痛の特徴

国際頭痛分類では、後頭神経の分布に沿って生じる発作性の刺すような痛みや、神経の走行上にみられる圧痛などを、後頭神経痛の特徴として挙げています。 [6]

  • 後頭部に刺すような痛みが走る
  • 電気が走るような鋭い痛みを感じる
  • 痛みが後頭部から頭頂部へ広がる
  • 頭皮に触れると過敏に感じる
  • 神経の走行上に強い圧痛がある
後頭神経痛で確認すること
  • 大後頭神経の走行に沿った圧痛
  • 左右の感覚の違い
  • 頭皮への軽い刺激に対する過敏性
  • 後頭下筋群や頭半棘筋の緊張
  • 首の動きによる症状の変化
  • 受診を優先する神経症状の有無
Frequently asked questions

よくある質問

受診後も続く頭痛や、片頭痛と首のこりの関係など、当院へ相談する前によくある疑問をまとめました。

Q 病院で異常がないと言われた頭痛は、当院で扱えますか?

Q 片頭痛でも施術を受けられますか?

Q 首や肩がこっていれば、首が頭痛に関係しているのでしょうか?

Q 後頭部が痛む場合は、大後頭神経が関係していますか?

Next step

繰り返す頭痛を身体全体から見直す

重篤な病気が認められず、薬などによる治療を受けても頭痛を繰り返している場合には、身体の一部に負担が集中する仕組みを、身体全体から見直す選択肢があります。

首の筋肉、関節、神経へかかる負担は、首だけで生まれているとは限りません。肩甲帯、胸郭、背中、体幹などが十分に働かないことで、首へ負担が集まっている場合があります。

ローカパーラでは、身体の状態だけでなく、長時間のパソコン作業、抱っこや授乳、立ち方や歩き方など、日常生活の中で首へ負担が集まる過程を確認します。

繰り返す頭痛を身体全体からどのように見直すのか、当院が対象とする方や施術の考え方については、以下で紹介しています。

Author

著者

氏名 ローカパーラ・カイロプラクティック整体院 院長
橘 徳也
学位・資格 Bachelor of Science in Chiropractic
Doctor of Chiropractic
所属 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)認定カイロプラクター
日本カイロプラクターズ協会(JAC)所属

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References

参考資料

頭痛の安全確認と医学的な分類は、日本頭痛学会の診療ガイドラインと国際頭痛分類を参照しています。

  1. 日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会 編 「頭痛の診療ガイドライン2021」
    頭痛の診療ガイドライン2021
  2. International Headache Society, ICHD-3「1.1 Migraine without aura」
    1.1 Migraine without aura
  3. International Headache Society, ICHD-3「2. Tension-type headache」
    2. Tension-type headache
  4. International Headache Society, ICHD-3「3.1 Cluster headache」
    3.1 Cluster headache
  5. International Headache Society, ICHD-3「8.2 Medication-overuse headache」
    8.2 Medication-overuse headache
  6. International Headache Society, ICHD-3「13.4 Occipital neuralgia」
    13.4 Occipital neuralgia
  7. International Headache Society, ICHD-3 Appendix 「A11.2.5 Headache attributed to cervical myofascial pain」
    A11.2.5 Headache attributed to cervical myofascial pain
  8. International Headache Society, ICHD-3「11.2.1 Cervicogenic headache」
    11.2.1 Cervicogenic headache
  9. International Headache Society, ICHD-3 「11.7 Headache attributed to temporomandibular disorder」
    11.7 Headache attributed to temporomandibular disorder